今回はYoutube動画と連動して、FP試験の勉強(特に記憶が必要な部分)に「単語帳アプリ」が役立つかを、実際のアプリを使ってみた感想をお伝えします。
私の(現物)カードの画像アップしてますが、
①ライフプランニング 171枚
②リスク管理 117枚
③金融資産運用 65枚
④タックスプランニング 53枚
⑤不動産 215枚
⑥相続/事業承継 39枚
合計 660枚
でした。やはり不動産分野の苦手意識が、カードの枚数に出ていると思います。(タックスプランニングも苦手でしたが、覚えることの多さにカードを積極的に作ってなかったのと、他分野に混じっているので少ないです。)見直してみると、単語帳のように用語の意味を説明しているもの、問題集からの切り抜き、計算式、表とバラエティに富んでいて、効率が悪かったんだなと再認識しました。また、カードの数が増えてくると持ち運びがとても不便でした(心配性でカードが近くにないと不安だったので)。振り返ると、このカード式記憶法が、「効率悪い」、「今時ではない」、「見た目がカッコ悪い」と思ってましたので、これをアプリで変換して、勉強の効率化と持ち運び等の利便性が上がるかを試してみました。
動画はこちらをご覧ください。
アプリ「単語帳メーカー」
汎用性が高く、一番ダウンロードが多かった「単語帳メーカー」(40万ダウンロード)を使いました。ダウンロード無料で、30デッキ(デッキとは記入後の単語帳をイメージして下さい)が最初についてます。オプションのデッキの拡張や音声読上げ等が100円~300円位の費用となっています。
これを使って、現物カードを10枚入力してみました。(画像の上部のモザイクは広告にかけたものです。)
※アップル版、アンドロイド版どちらもあります。
簡単に入力とスマホ側へのデータ移行が出来ました。
これがWeb側の入力画面です。デッキ名を入力し、あとはカードの問題(左側)、解答(右側)を入力していきます。入力はテキスト(色がマス単位で変更可)とPDFが可能です。
私の現物カードは、裏面(解答)が1~2行のものが半分位で、残りは表や計算式、イメージを絵にしたものでしたので、半分がテキスト入力、半分がPDF化しての貼付けになりました。
10枚入力(PDFは事前作成)に5分、データ移行に1~2分ほどで出来ました。
※当然、スマホだけてデッキを作成することは出来ます。
出来上がりの表面です。(動画の方が分かりやすいかもですが)
表面
裏面
横にすると大きく表示されます。使ってみて分かったのは、Web側入力時に改行せずに沢山文字を入れると、スマホ側で使うときに、字がとても小さくなることです。改行しながら入力する必要があると思いました。(アプリの)カードをめくるのは、タップかスワイプで行います。表裏ともPDFが貼付け出来るので、自分でテキストや問題集をアプリの表示にあわせて作っても良いかなとおもいます。(自分で使う分には著作権的にも問題無いと思います。自作ノートと一緒ですから。)
比較結果
勉強効果 単語帳メーカー 〇
実カード 〇
カッコよさ 単語帳メーカー 〇
実カード ✖
費用 単語帳メーカー 〇
実カード ✖
作成時間 単語帳メーカー ◎
実カード ✖
持ち運び 単語帳メーカー ◎
実カード △
拡張性 単語帳メーカ ◎
実カード △
受験記念 単語帳メーカー △
実カード ◎
感想
使い方を工夫すると「試験勉強アプリ」としてかなり良いと思いました。FP1級のような「広くて深い知識」を試される試験では、「勉強方法の確立」が重要となってきます。しかし、FP1級試験は受験生が少ない(最近増えて年間2万人位)ため、限られた地域に住み、かつ高い費用が払える人しか、有料セミナーで「勉強方法」を教わることが出来ません。殆どの人は、「勉強方法を模索しながら勉強」しているので、効率が悪くて当たり前なのです。そんな独学で試験に臨んでいる人には、単語帳アプリは強い武器になると思いました。